魔法にかけられて

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感想「さよなら、絶景雑技団」


「さよなら、絶景雑技団」

9月9日,10日
有楽町よみうりホール


作・演出 又吉直樹(以下、まったん)*1

グランジ 五明
囲碁将棋 根建
ゆったり感 中村
しずる
ライス
サルゴリラ
パンサー 向井
スパイク 小川
井下好井 好井












行かなきゃ後悔するライブだと思った。





観終わった後、やっぱり、「行かなかったら後悔してたライブだ」と思った。





*2が中学から高校にかけて、毎日毎日大好きで崇拝してたお笑い芸人たちが、久しぶりに集結して、コントを。



私は同窓会に行くような気持ちで、会場に足を運んだ。






ロビーに入ると、そこは老若男女で賑わっていた。

想定内ではあったが、普段行くお笑いライブは若い女性ばかりなので、少し居心地が悪く感じる。

吉祥寺や下北沢にいそうな、ちょっと味のあるお洒落をした人もチラホラおり、異次元な気分にもなる。




「この人たちの中で、ピースやパンサーが売れる前から好きだった人はどのくらいいるのだろう」「マンスリーよしもとに連載されていた東京百景を毎月楽しみに読んでいた人はどのくらいいるのだろう」等と古参ぶった言葉ばかりが頭をよぎる自分に腹が立った。



グッズ売り場で雑誌「椅子」*3を購入し、席に着いた。


やはり老若男女が座っている劇場にいるのは新鮮で、居心地が悪く、キョロキョロしてしまう。


著名人が見学に来ているのでは?という雰囲気も醸し出されていて、なんだか客席もソワソワ。


自分の前方の席には、作家であり、まったんの友人でもある中村文則さんがいらっしゃっていた。





そしてまったんらしい、ボケを交えた場内アナウンスが流れ、ライブが始まった。



素人がコント内容の感想を書くことより野暮なことはないので、細かくレポを書くつもりはない。

書いていたらキリがないし(笑)





全体の所感として、まったん主宰のライブではあるけれど、主役はまったんでは無かったような感じがした。


まったんが、ファンに、関係者に、お友達に、
「オレの後輩みんなすごいんやで、みんな面白いやろ?」
って言っているような、そんな内容。

後輩たち一人一人の持ち味がこれでもかとフル活用されていた。逆に、まったんだけが好きで観に来た人楽しめるの?っていうくらい(笑)



ほんとに私の主観ばかりで申し訳ないし、上から目線になってしまうけれど、

長く見ているから、みんないい意味で変わらないなあって思った。でも、みんな大きくなってもいるなあ、と思った。(もちろん芸人として)


一人一人の解説をするのもおこがましいのですが(笑)、


パンサーの向井さん(むーちゃん)は、私が高校の時1番夢中になっていた人。ジャニヲタ風に言えば、元担。
そんな彼も、気付いたらグングン売れて、今ではすっかりテレビの中の人。
それでも中身はずっとむーちゃんのままだし、見た目も老けない。
舞台上での立ち振る舞いに関しては、まったんが1番頼っている人なんじゃないかと思う。
やっぱりいつまでも又吉軍団のマドンナだし、可愛い。
久しぶりに生で見たけど、あの面々に囲まれているとむーちゃんがむーちゃんのままで、なんだかほっとした。


サルゴリラ、生で観たのはジューシーズのラストライブ以来。
児玉さんは年々まったんの脛齧りが酷くなっているね(笑)
でも、まったんの隣にいつもいるからこその距離感が活きてた。
赤羽さんは、デブなのに爆発力に欠けるのが私の中での評価なんだけど(何様)、まったんの手にかかるとキャラがとにかく立ってた。
天才サルゴリラ、売れよう。
(ジューシーズ解散してなかったら、松橋さんもここにいたのかなあ、なんて)


しずるとライスが、オープニングでセットで出て来た時、泣きそうになった。(笑)
宿命の2組。
KOC獲れてよかったね、っていうくだりで、ライスが「じゃあ2015年の準決勝のネタやりますね!」って仁くんがピストル構えるフリやったのめっちゃわろた。(いつものネタねwww)
そのあと、しずるが「往年の青春コントやりますよ!!」って抱き合うフリして、「めちゃめちゃ売れてたんですからね!!!!」って自虐してるのもめっちゃわろた。(その頃めっちゃ好きだった)
そんなしずるの村純も妻子持ちなんてね〜


なんか色々省くけど、あとは好井さん。
今日のメンツでは最近1番キテるんじゃないかな。漫才師としても実力派だし、すべらない話やドラマ出演もしてて、着実に大きくなってる。
ドラマ「火花」を観てた私としては、もはや「あ、火花の人や!」っていう(笑)
先輩たちの中、怖気付かず自分を出せてて凄いと思ったし、まったんにすごい可愛がられてるんだなあ、って、手に取るようにわかった。





NY留学中の綾部さん*4が、綾部AIとして3回登場したの、めっちゃウケたwww

ちゃんとピースがいたよ。




あと、個人的ツボだったのを何点か。


「向井の絶景」
根建さんが尾形さん、まったんが菅さん役やってパンサー再現w
特徴つかみ過ぎで、普通にパンサー見てるような気分になったww
むーちゃんってほんと、芸能界への憧れが人一倍強いし、夢をちゃんと叶えてるから凄い。
(OP映像で自分の絶景?を「深夜ラジオのブース」って挙げてたの泣けた)


「村上の絶景」
村純は悪い意味でずっと変わんないよねwww
裏切らないwww
最後は綾部AIがバッサリwww


「オオカミ」
まったんと児玉さんのオオカミショートコント(笑)からの欲望を題材にした全員コントに。
「芸人としての華あるよー!」でライスが必死に走って来たの大爆笑だし、「コントしやすい劇場あるよー!」でしずるが嬉しそうに出てきたの、可愛すぎて萌え死んだ。
根建さんの天使姿、バカおもろい。




ところどころ、胸に刺さるようなシーンもあった。

「詩を読む会」ではまったんがめちゃめちゃ詩が上手い老人を演じてたけど、ほんとにその詩が素晴らしくて(笑)、会場普通に聞き入ってた。
その後の小川ちゃんの殺人的な詩の爆発力も流石だったwww小川ちゃんらしすぎ

「別れ」も、あれはコントなのか?ってくらい少しグッときてしまった。


あとは、最後の方に五明さんが「おのれ」(昔やっていた大喜利ライブ)の映像を流すシーンも。

青い無限大ホール、ミルクラ竹内さんのナレーション。懐かしさの塊だった。







そんなこんなで2時間半、お笑いライブとしては随分長丁場のライブでした。


最後に「なかなかこのメンバーが一気に集まるのも難しいから」って言ってて、マジかよ(みんなそんな忙しくなったのかよ)と思った。






でも、あのメンバーの中で1番変わったのは、紛れもなくまったん本人だと思う。

取り巻く環境も、性格も。





ピースが売れてから、私もまだ、夢を見ているみたいで。


2人が毎日のように、当たり前にテレビの中にいて、(今はいないけれど)

まったんが書いた本がめちゃめちゃ売れて賞を獲って、ドラマ化、映画化されて。

そんな世界が私はまだ信じられなくて、普通に人との会話で「又吉」って名前が出てくると未だに「え、又吉知ってんの!?」って新鮮にびっくりするときある。


でも、今回のこのライブに行って、これは夢じゃないんだなって実感した。

まったんは凄い人だ。

こう成るべくして、こうなった。

お笑い芸人のピース 又吉直樹は、天才だ。

そして、まったんの周りに素晴らしい芸人さんたちが集まってくれて良かった。

彼らもまた、天才たちだ。



腕時計の部品を全部バラバラにして世界中の海に別々に撒き散らして、
それが潮の流れで一箇所に集まって、
また腕時計の形になるくらいの確率で生まれたこの星で、
あのメンバーがお笑い芸人として同じ舞台でコントをしていたこと。

私にとっての、絶景でした。






終演後、ロビーに沢山の作家さんや有名人の方が集まっていて、

私が中学の時崇拝していた元芸人の方もいて、

なんだか凄い空間に身を置いていたなあと、武者震いしながらビックカメラの階段を降りて帰りました。



お笑いファンの私にとっての、今までの歴史と現在の姿が凝縮されていた時間でした。





生の舞台は、その日その場所でしか生まれない。

お笑いの現場もジャニーズの現場も、後悔しないように、行きたいものは行ける限り行こう。

*1:コント中のあだ名が由来となり、私は昔から「まったん」と呼んでいる

*2:社会人1年目

*3:まったんが監修した雑誌。最後のトークで「雑誌という椅子」って言っててめっちゃわろた。むーちゃんが「どんな椅子職人だよ!」ってツッコんだところまで

*4:私はずっとべーやんって呼んでます